こんにちは、あいです。
今年のシカゴは10年ぶりぐらいに極寒らしいです。
11月は珍しいほど暖かい日が続いていましたが、サンクスギビング中の初雪をきっかけに、このまま氷点下の世界が続いて行きそうな寒さになってしまいました。
さて今回は3Dソフトについての私の考えをシェアします。
アメリカでも日本でもたくさんの3Dソフトがあります。
3Dソフトというのはコンピューター上で立体表現をするためのツールです。
その立体表現は工業製品から建築インテリアまで、世の中にある立体構造のものであれば基本作成可能です。
ただし、どのソフトでもどんなものでも作れるという訳ではなく、ツールごとに特徴や強みがあるので、それぞれの目的や仕様にあったものを使いこなすというのがポイントになります。
インテリア建築業界でアメリカで主流とされる3Dソフトは、王道のオートキャド、同社が提供するレビ(日本語表現だとレビット)、チーフアーキテクト、そしてスケッチアップあたりです。
他にもたくさんありますし、それぞれに機能も進化もしているのですが、一般的にこのあたりが主流という感じです。
日本ではオートキャドやレビに加え、JW、アーキトレンド、ベクターワークスあたりはよく耳にします。
他にも私がまだ知らないソフトもたくさんあると思います。
「で、結局何が一番良いの?」という質問を受ける事も多いのですが、
結論、何を一番良しとするかは、それぞれの価値観や仕様環境によるため一言での回答は難しいというのがリアルなところです。
選ぶ上でのアドバイスとしては、すべてを完璧に満たすソフトは存在しないという事を原則として理解した上で、自分にとって一番使いやすいと思うものを利用するのが正解です。
じゃあ、私にとっては何が使いやすいかというところですが。
私がデザインにおいて、一番好きなパートはプランニングです。
間取りを考えて図面を描くのが最も楽しいと思っています。
過去配信で「私はキャドモンキー」という記事を書きましたが、オートキャドの操作が一番好きでした。
ただこの好みも、仕事の仕方や環境によって少し変わってきて、今は、スケッチアップが一番使いやすいというところに落ち着いています。
スケッチアップは私のコースでもスキルを習得していただけるようにプログラムしていますが、スケッチアップについて少し説明します。
通常、あるアイデアを立体表現しようと思うと、①まずは平面図による計画があり、②それを立体に立ち上げていく、という手順になります。
一方、スケッチアップは、線を繋ぎ面をつくり、面を繋ぎ立体を作るという構造であり、平面図が無くても、いきなり立体を立ち上げることが可能です(もちろん平面図から立体を立ち上げるという使い方もできます)。
そして、他のソフトにはない機能として、つくった立体を平面図化できる機能があります。
これが素晴らしく便利で私はこれに強く魅力を感じています。
もう少し具体的にお話しすると、
インテリアデザインの一般的な工程では、十分に話し合って平面図が完成してからいよいよ立体を立ち上げるというのが主流です。
が、クライアントとコミュニケーションをとる上で実際にはだいぶ早い段階から私は3Dを取り入れます。
その方が相手の方の想像が追いつくスピードが早いので話が早く進みます。
私はこういうメモ書き的な位置づけで、いきなり3Dを立ち上げるので、後から図面化できるという機能が非常に便利という訳です。
これ以外には他社ソフトとの互換性の良さも魅力です。
日本で主流だとされる他ソフト上でも、スケッチアップで作成したファイルを開けたり、逆に他ソフトのファイルを取りこんだりできたりと、とても汎用性があります。
これらの理由から、スケッチアップには、
①まったくの初心者が最初に習得して、最終的に別ソフトに着地するにしても必ず役に立つ、
②他ソフトの操作スキルがある人が身に着けると+αで活かせる幅が広がる、
という大きな魅力があります。
私のコースカリキュラムでスケッチアップを採用しているのも、このように非常にバランスが取れていて、学ぶ方にとって費用対効果が高いということが理由です。
立体表現のスキルが欲しい人、あるいはそれを求めている会社はとても多いです。
私もインテリアスキルとスケッチアップの両方が1コースで学べるスクールを提供していますので、ご興味のある方は是非お待ちしています。
HAVE A BEAUTIFUL DAY
AI

