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デザイナーとアーティストの違い

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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こんにちは。あいです。

冬の厳しさで有名なシカゴには今日初雪が降りました。去年のハロウィンも積雪の中でのトリックオアトリートでした…。

さて、今日はデザイナーとアーティストの違いについてお話したいと思います。

私は昔美大生でしたので、元アーティスト(?)で、今はデザイナーです。
正確にはアーティスト気質じゃないのに間違えてアートの世界にいた事があるという感じです。

アートの始まりは真っ白なキャンバスです。個性や感情、情景や思想などを自由に表現したりするものです。もちろん訓練方法も技術も知識もありますが、基本的には使う道具、技術、知識、どこをとっても自由です。アートは自分の価値観がスタート地点になります。仕事にするにしても、そんな自分の価値観を評価してくれる人がお客さんです。

一方で、デザイナーは最適化をする人です。
既に与えられた環境に対して、ルール、知識、そして技術でもって、最も目的に合っているもの、かつ美しいものを生み出します。デザイナーにはスタート地点からいろいろな条件が求められます。自分の価値観ももちろん大事ですが、お客さんの価値観をはじめ、たくさんの条件から最適解を導きだすことがデザイナーの重要な役割です。

身近な職業で例えると、ヘアスタイリストが、お客さんが扱いやすく、尚且つ最も似合う髪型にしてあげるようなイメージでしょうか。ヘアスタイリストさんは、お客さんの髪質や顔の形、それに頭の形や髪の色、その人のファッションも踏まえて、目指したい髪型になる様に技術と知識をつかいますが、インテリアデザイナーも空間に対して同じような発想でデザインを進めていきます。

デザイナーもクリエイティブな仕事ですので、一見アーティストのように個性を自由に発揮するような仕事に思われがちですが、そうではなくて、お客さんの思い描いた理想を形にしてあげる職人のような存在です。だからこそ、「天性のセンスがないと無理」というようなアーティストのような仕事よりも、努力によって叶えられる仕事なんだと思います。

Have a beautiful day,
Ai

Image picture source: https://www.logolicious99.com/2020/06/19/artists-vs-designers/

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