色の世界
こんにちは。あいです。
今日はクリスマスイブですね。
アメリカでのクリスマスの色というと、定番の赤と緑、ゴールドやシルバー以外にブルーと水色があります。
ブルーというのは聖母マリアを象徴する色、ユダヤ教のhanukkah(ハヌカ)の色など、宗教的な側面も合わせてクリスマスの装飾に使う色として慣習が広がっているみたいです。
また、冬の寒さというものを寒色で表現しているという話もあるようです。クリスマスと青は日本ではあまりないですね。
ということで今日は色の話です。
前回のメルマガでも少し触れましたが、私には色の内訳が見えています。
というか「色の内訳を見ようとする癖がある」というのが正しいところかもしれません。
これは実際にインテリアの仕事においても、結構役に立つスキルとして活きています。
生徒さんから「色を正確に見分けるコツを教えて欲しい」と言われる事が多いのですが、色の内訳を見るのに決まったセオリ―があるわけではなく、考えたりする感覚でもなく、これは「感じる」に近いものです。
ですので、彩度や明度、色相についての理解は、自分の目で「感じる」色に、後から付け足された知識という感じです。
私は学習科目として色彩について勉強をした事はないのですが、色の持つ性格や配色が作り出すパワーや世界観については、小さいころから興味があった記憶があります。
小学生低学年の頃、夏休みのお絵描きの宿題を画家であった祖父と一緒にしていました。その時に不思議な質問をされたのを覚えています。
祖父から「このねずみは何色なのか?」と聞かれました。そして「このねずみの中に何色と何色と何色が、どれくらい見えるのか?」という不思議な質問が続きました。
最初は「ねずみの色は絵の具のネズミ色」としか思っていませんでした。でもそう質問されて、ずっと見ていたら、そのねずみから赤や青や緑を感じとることができました。
この経験から今までの間の長い年月の間に、色の内訳をみる癖がつくようになったように思います。
この色の内訳が見えることが、インテリアデザインにおいての色選びでも役に立っているのですが、スクールで教えている中で、色選びに苦戦されている方は、意外と多いです。
でも安心してください。色を見る目は練習によって後からでも育つものです。
色については私もあらためて研究しているので、新しい発見があればまたシェアしたいと思います。
苦戦している方の希望になれば幸いです。
HAVE A MERRY CHRISTMAS
AI