国際基準のインテリアデザインをアメリカからおとどけします

WHAT DOES AN INTERIOR DESIGNER DO_インテリアデザイナーの仕事

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
詳しいプロフィールはこちら

インテリアデザイナーとは?

日本語で「インテリアデザイナー」と検索したとき、色々と説明が出て来ますが、少し抽象的な表現が多く(「内装をトータルで演出」とか)、昔の私は、実際の仕事を具体的にイメージすることができずにいました。また、日本の方に「インテリアデザインしています。」と言うと、インテリアコーディネーターの仕事をイメージする人があまりに多いので、今回はアメリカでのインテリアデザイナーの仕事について、少し具体的に説明してみたいと思います。

まず、

  • 建築家の責任範囲・・・土地に建物を建てる事に関わる全てのこと
  • インテリアデザイナーの責任範囲・・・建てられた建物の内装に関わる全てのこと

と定義されています。

インテリアデザイナーは、ときには建物に柱と外壁と屋根しかない状態(スケルトンといいます)からでもプロジェクトをスタートします。

まずはプロジェクトタイプ(住居、レストラン、花屋さんなど)をベースに、クライアントにインタビューをして、ニーズ(スタイル、色合い、部屋数、収容人数等々)をお聞きします。

それを元に、コンセプト(基本方針)を決め、インスピレーション(コンセプトを想起させる写真等)やカラーパレットを準備。そしてそれらと、対象となる建物、クライアントのニーズ、および国や州が定めたコード(規則)といった条件を満たしながら間取りを決め、水道や電気、ドア、階段、天井、壁などのデザイン、それにカスタム家具の設計なども行い、それらを図面に起こします。

次に仕上げに関わる材料、照明や水栓、ドアノブ、ベースボードなどのトリム、家具、生地、ペイントの色などを選びます。これらを2Dおよび3D図面とともにクライアントにプレゼンテーションし、さらに調整をして、プロジェクトの進行方向を定めるところまでが前半です。

後半は上記の図面等の資料を用いて、コントラクター(工務店)や大工さん、水道、電気関係のプロ達とチームを組み、実際に空間を仕上げます。そしてクライアントに引き渡して任務完了です。

 

私の知る限りですが、アメリカのこの業界では、日本人はとてもレアなようです。

このブログはデザイナーという立場でアメリカと日本の2つの世界を見ている私が、日本語でアメリカのインテリア事情を発信する場所です。読んで頂いた方に新しいインテリアの刺激をもたらし、知識を深めていただき、そして暮らしがより上質なものとなるような、そんなブログを目指していきたいと思います。

 

それでは、また次回。

Have a beautiful day,

AI 

 

この記事を書いている人 - WRITER -
シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
詳しいプロフィールはこちら

Copyright© AI INTERIORS , 2020 All Rights Reserved.