2024年に来るインテリアスタイルは?
こんにちは。あいです。
2023年もあと僅かとなりました。今年はどんな年でしたか?
私にとっては、新たな気づきとチャレンジの多い有意義な年でした。来年も引き続き前進していきたいと思います。
さて、年内最後のメルマガは2023-2024にかけてのインテリアトレンドをお話ししたいと思います。
いえ、正確にはトレンド予測です。まったくもって私が勝手にそう描いたというだけの推測ですが、良ければお付き合いください。
メタルの色
インテリアのトレンドは大枠では5年ぐらいの周期で変わっていますが、肌で感じるところでは1-2年の小さなサイクルで変化があります。色の傾向などの大きな流れは7年ぐらいの周期であると感じています。
ここ5年ぐらいでメタルの色はすっかりゴールドが主流、ブラックはタイムレスですが、ニッケルなどのシルバー系はトレンドからすっかりはずれ、ブロンズに至っては存在感はなくなっています。
個人の趣向も強く反映されますので、メタルはどの色にも需要がある事は間違いありませんが、トレンドとしては“そういう流れ”です。そして来年はピカピカのシルバーであるクロームがまた流れに乗ってくる気配があります。
次に来るインテリアスタイル
ファッションの世界でもトレンドと社会背景には強いつながりがあります。トレンドというのはいつも過去の何かに反応をして発生し、その結果が次のトレンドの基軸として引き継がれます。
今のトレンドはポストモダンがよりオーガニックになって、そしてニュートラルカラーで、マットでドライな感じがトレンドを制しています。
ポストモダンというのは、実際に1950-60年代ごろにミッドセンチュリーモダンの後に来たトレンドです。「合理主義」とか「規格化」、「標準化」いうマインドに反発し、「いかに変で奇抜でおもしろいか」を求めて生み出されました。
2021年から2022年ごろにトレンドだったミッドセンチュリーモダンのミニマルで直線的で規則正しい感覚にはそろそろお腹いっぱいな世の中は、もっとデフォルメして、もっと自由で自然で個性的でありたいマインドを押し出しています。でも自然とか癒しとかも欲しいからニュートラルカラーでそれを表現するって感じです。
ここまでは前置きです。で、次にくるであろうと勝手に想像しているのはクラフツマンです。
おそらく世の中の人は、そろそろ変な形や意味の解らない表現に疲弊してくるのではないかと感じています。そして正統派の素材を正しく加工した、暖かく職人の手仕事が持ち味であるクラフツマンに戻ってくるのではないかと。
ニュートラルカラーのトレンドは夏ごろからダークカラーが目立ち始め、にわかにクラフツマンの代表でもあるモリス柄にも流れが来ています。
また、ペイントカラーの老舗であるベンジャミンムーアの2024年のトレンドには、鮮やか過ぎず、くすみ過ぎず、ニュートラル過ぎずというあたりで寒色と暖色の両方が挙がっています。
こうした全体の雰囲気からクラフツマンの流れを勝手に感じています。(一年後にまったく違うトレンドを紹介しているかもしれないですけどね。)
みなさんの予想はいかがでしょうか?
それでは、2024年もよいお年をお迎えください。
Merry Christmas and happy new year!
AI