国際基準のインテリアデザインをアメリカからおとどけします

最近の小さな楽しみは

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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こんにちは
あいです。

アメリカでは毎日ニュースで、「コロナが広がるから、サンクスギビングの週またぎの帰省は今年だけはやめておけ」言われています。それに伴って州ごとのコロナ規制も厳しくなりました。

今年は世界中から業界の人が集まるネオコンも、私が出展予定であったIIDA主催のコンペティションとそのアワードも中止でした。そして毎年秋に開催され、個人所有となっている有名建築や歴史的建築物を開放してくれる、シカゴオープンハウスというイベントも開催されず、超インドアなシカゴです。

さて、そんなインドア生活の最近の私の楽しみは、受講中の生徒さんが提出してくれる課題データを開ける事です。

インテリアデザイナーとしてイチからプロジェクトを立ち上げていくプロセスってとても楽しいのですが、添削を通じてその楽しい部分を何度も体験できる事や、アドバイスを送る事で、生徒さんのレベルが上がっていく事を体感できる事がとても嬉しいです。それと同時に、HOWTO をお伝えするだけで、センスを発揮できる生徒さんのセンスの高さに本当に驚いていますし、お直しが多い生徒さんは、それはそれで私は未来への可能性を強く感じています。

私がアメリカの大学に通っていた時、ある才色兼備なアレックスという先生がいました。その人は最先端で活躍する建築士でありながらインテリアコースの先生でもありました。アレックスは元その大学の生徒で、「彼女は一番手を焼いた生徒だったのに、辞めずに前に進み続けて今では先生にまでなったアメージングな教え子」だと私のメンターでもあり、業界でも強力な存在である先生のシェリーが笑い話として語っていました。

私がその大学に入った時、インテリアを学ぶ以前に最低限必要なコミュニケーションツールである英語さえまともに操れなかったため、おそらく結構なレベルで手間のかかる生徒の一人だったと思います。

ノンネイティブの割合が1%ぐらいしかいない環境で英語がネイティブクラスに操れないというのは痛手でしかありませんでしたが、その分違う所で人の3倍は努力した自負だけはあります。コンフォートゾーンを抜けるのって体力的にも精神的にも厳しいですが、抜けて見ないと見えない世界って絶対あります、ありました。今はインストラクターの立場から自分の体験やシェリーの言葉を思い出しています。

今の生徒さんの中でも、難なく波に乗ってすぐに私の手の届かないレベルまで行ってしまいそうな方もいると思います。一方で苦労する方もいると思います、でも苦労して努力する人は必ず新しい世界を見ると思います。どっちも私の喜びだと思っています。誰かに何かを伝えるような仕事に情熱を感じるのは、インテリアデザイナーとして、私にとって新しい発見です。

という事で、毎日玄関先に転がっているオンラインショッピングの荷解きと、課題の確認が毎日の楽しみであります。

Have a beautiful day,
Ai

Image picture source: https://www.quotesandwisdom.com/Happiness/214

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