国際基準のインテリアデザインをアメリカからおとどけします

デザイナーにベストな年齢

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
詳しいプロフィールはこちら

こんにちは。あいです。

私は、年齢は聞かれたときには答えますが、わざわざ自分から発表はしなくてもいいかな。と思ってます。

海外では年齢による自己紹介をする事ってありません。血液型のトピックが出る事もないですね。公開する事が気になる人とならない人がいると思いますが、体重は何キロですかって聞く感じに近いのかもしれないですね。勝手な想像です。

私は日本生まれの日本育ちなので、人から年齢をお伝えされても驚きはしませんが、自分は年齢とともに自己紹介はしません。履歴書に年齢欄があるのにも違和感がありますね。そんなのどうでも良いと思ってるので。

 

さて、今回はインテリアと年齢の掛け合わせでのトピックです。

私が大学生の頃、クラスにはキャリアチェンジ志望の大人と、高校からそのまま上がってきた若い子たちが、50/50ぐらいで混ざっている感じでした。

キャリアチェンジをしたい大人たちの方が授業態度は優秀でした。普通に考えたら不思議はないと思います。わざわざ高い学費を払って、時間をマネージして通学しています。一番後ろの席に座って、こっそりゲームしているぐらいなら来ないですよね、って話で。

作品に関しては、若い子たちには共通の悩みがあった様です。子供という立ち位置での、実家生活での経験しかないので、インテリアデザインの発想に、機能面や実用面での限界を感じるといった悩みです。

一方、大人グループたちは、実家はもちろん、人生イベントと共に引っ越しをした回数だけ、立地や家の仕様の違いを経験しており、自分なりの視点や問題点、憧れなどがある程度想像できます。

更に自分だけではなく、人生イベントで関わりがあった人達の住まいなどを知るような機会にも恵まれています。この、ただ年を重ねてきただけの事実が、インテリアの世界ではしらぬ間に経験値として機能しています。

このいつの間にか積みあがった経験値が、作品のクオリティに活きる事もあり、大人グループは若者グループよりも発想が柔軟でした。

 

さて、私によく質問が来る「ワタクシ○○歳ですが、勉強をスタートするのにはさすがに遅すぎませんか?」へのお答えです。

インテリアの世界では「年齢を重ねる= 経験値を積む」です。

もちろんインテリアの専門知識と経験を積む訓練は必須です。でも、「ただ普段の生活をしてきたというだけで経験を積んでいる」という、そういう視点が確かに存在します。

私は起業する前は10年以上専業主婦でした。まじめにキャリアを積んだ記憶もなく、PCだって前職で使用した記憶で辛うじて使えるレベルでした。でも10年間に数回引っ越しや、家事育児を伴う普通の生活を通して、無意識のうちに積んできた経験は、今でも発想の視野を広げるのに役に立っています。

ということで、若い方には「未来をいかようにでも創れる可能性と時間」を感じ、年を重ねた方には「過去がもたらす経験値による、未来の質の向上」を感じます。

インテリアの勉強スタートにベストなタイミングって別にありません。自分の意志さえあれば、こちらの世界にはどなたでも受け入れ態勢があります。

 

HAVE A BEAUTIFUL DAY
まつやまあい

この記事を書いている人 - WRITER -
シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
詳しいプロフィールはこちら

Copyright© AI INTERIORS , 2023 All Rights Reserved.