こんにちは。あいです。
今回は「住宅の間取りのトレンド」について話したいと思います。
2020年まで間取りのトレンドとしては、「オープンコンセプト」が全盛でした。
人々は用途別に仕切られた空間ではなく、広く感じられる空間、そしてフレキシブルに使える空間を求める傾向があったようです。
改装プロジェクトなんかでも、「先ずはどの壁を崩すと部屋が広くなるか?」という部分に着眼点があり、その感覚が当たり前でした。
特に小さめの家の場合はその傾向が顕著で、とにかく1空間を広くして、「なんでも兼ねられる空間作り」を目指していた感じです。
ですが(気が付いたら5年も経ちますが)、COVIDを境に働き方に一気にフレキシビリティが増し、在宅ワークにも定着がみられるようになりました。
過去に例外を見る事なく、「トレンドが変わる瞬間」というのは“価値観の変化と現状の相違”が絶対条件です。
「在宅ワークを良しとする社会の価値観の変化」と、「今ある空間への期待値の不一致」という組み合わせによって、空間の求め方へのトレンドに大きなうねりが起こりました。
オープンコンセプトの不具合はこうです。
- サウンドコントロールの不自由さ。
- 家の中での個人が用途別に空間を使い分けにくい。
- 収納スペースの分類が難しく、空間が雑多になりがち。
こういった環境下で、在宅ワークを行う不便さがあり、それが相当広く人々に浸透した結果、トレンドに大きな動きをもたらしています。
新しい間取りのトレンドとしては、また「用途別に空間が仕切られている環境」です。
今は改装をする時に「どこに壁を作ってプライバシーレベルをコントロールするか?」という視点でのプランニングが主流になりつつあります。
日本ではどうでしょうか?
次回は「空間に対する新しいトレンドによって復活した”レトロなアイテム”」を紹介します。
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