世界に見る、美しさと機能性のバランス感覚

こんにちは、あいです。

数週間前に念願の子犬を迎えました。ゴールデンドゥ―ドルのブラックファントムという色です。

特定の場所に特徴のある色の入り方をした3色構成になっているのをファントムと呼ぶらしく、ドゥードル界ではわりとレア種のようですが、そんな感じの見た目のわんこは他にもたくさんいてそうです。子犬との生活も少し慣れてきました。


 


さて、今日は前回のメルマガの続きです。

美しさをとるか、機能性をとるか
こんにちは、あいです。大人になってからの英語の習得は10年かかるとESLの講師から聞いた事があります。私自身、ゼロスタートからのアメリカ生活でしたので、英語の習得にとても苦労しました。ということで、折角身に付いた英語脳を優勢にしておきたいの...



過去の内容とも重複するかもしれませんが、世界に見る「美しさ」と「機能性」へのバランス感覚についてです。

ヨーロッパからはドイツなどの量産や規格の統一に重きをおいた合理性重視の国を除いた、フランスやイタリアなど。それから日本、そしてアメリカやカナダを中心とする北米圏の三者比較です。

ただし、これは私が勝手にそのように感じているという目線でのお話とご理解ください。

 


フランスやイタリアなどのヨーロッパの国々は歴史が果てしなく長く、人々の生き方や住まい方というのは大きく変わってきましたが、人々が生活をするその“ハコ”には大きな変化は基本的にはありません。

数百年前からある建物に工夫を加えて、現代化をしてきている感じです。

「取り壊して、現代の技術をふんだんに取り入れて作り直す」というアイデアよりも、「昔からある美しさと、どう向き合ったら現代らしい生活になるか?」という視点でとらえています。

という事で、機能性を浸透させるよりも何とか現代のニーズにあう機能性を後付けし、昔ながらの美しさを損なわずにいられるかという部分を優先する傾向があります。

という事でバランスとしては、、 美しさ > 機能性

 



日本は戦後の復興とミッドセンチュリーモダンの全盛期が重なっています。

それまでに培ってきた「日本独自の美しさへの価値観や職人技、手仕事」というものよりも、「統一された規格、品質にムラのない製造、できるだけ安価で量産をし広く行き渡るようにする」といった価値観をベースに、すごい勢いで国を復興させてきました。

これは誇れる歴史ではあると思いますが、こういった価値観をベースにインテリアの世界も今日に至るまで70年ぐらい歴史を歩んでいますので、やはり現代の日本人の求める感覚としてはまずは機能性。

そして、その後に美しさをついてこさせるかこさせないか。見たいな感覚があるようです。

という事で、 機能性 > 美しさ というのが日本の特徴です。

 



最後はアメリカです。

アメリカはヨーロッパ人を中心とする移民によって持ち寄りの文化で育ってきた国です。

先ずは開拓から始まっているので、ヨーロッパのように「守るべき建物が始めからあった」というよりは、「持ち寄ったそれぞれの文化をベースに新しく何を作っていくのか?」というような感じでした。

ですので、機能性だけが優勢になる事も無ければ、守らなければならない美しさもない為、そこだけが優勢になるわけでもなく、「どうしたら多様な文化と歴史を持つ人達のあり方を中性化できるか?」みたいな視点で機能性を求めていった結果、

美しさ = 機能性

これの両立が良いという価値観に至ったのではないかという風に私は考えています。



皆さんはどう思いますか?



HAVE A BEAUTIFUL DAY
AI

 
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