国際基準のインテリアデザインをアメリカからおとどけします

アメリカ式が良いのか、イギリス式が良いのか?

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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こんにちは。あいです。

突然ですが、アメリカとイギリスは何かと比較対象になりやすいです。

アメリカンイングリッシュとブリティッシュイングリッシュも違います。

ちなみに私は、初めてブリティッシュイングリッシュを聞いた時には英語なのかさえ分からないぐらいヨソの言語でした。

今はYOUTUBEやテレビなどでも聞き分けができるのでどちらもそこそこ大丈夫です。ブリティッシュアクセントでは話せませんが。

 

ところで、メルマガ読者の方からちょこちょこ質問を受ける内容についてこういうのがあります。

“アメリカンメソッド”についてです。ブリティッシュ式(?)と何が違うのか?です。これについて書いてみようと思います。

そもそもです、「アメリカってヨーロッパと違って大した歴史もないでしょ」的な印象の方も多いのかもしれません。

まず大原則ですが、ものの全ての成り立ちには歴史があります。

アメリカの現代社会に通じる歴史は移民とともに活発になりますが、移民のルーツの多くはヨーロッパから来ています。

つまり、ヨーロッパの各地の人々が、その国の文化と歴史を背負ってきています。来た時期は、国によって違いますし来た目的も違います。

でもその国々の生活様式を各地で再現し、発達し、融合し、今のアメリカができています。

ですから、今のアメリカを知ろうと思うと、当然ですが、昔のヨーロッパの世界をしっかりと知らなければ因果関係が分かりません。

さらに昔のヨーロッパのインテリアや建築を知りたければ、古代エジプトやギリシャにまでさかのぼって落ちているヒントを拾っていきます。

家具のルーツ、モチーフのルーツ、形のルーツ、インテリアスタイルのルーツ、色のルーツ、柄など、全てです。

 

私が”アメリカンメソッド”という言い方をしているのは、「私のビジネスや教育のベースがアメリカにあるから」と、「日本とは全く違うアプローチをしていることを強調したい」という二つの理由からです。

現代のアメリカのインテリアのHOW TO を掬い取ってお伝えしているわけではありません。

“アメリカンメソッド”は単なるアメリカ式なのではなく、昔のアメリカから今のアメリカに至るまでに歩んだ経緯と、そのもっと昔のルーツをヨーロッパの古代文明からも読み解き、知識として糧にする事で、現代までのつながりを一気に把握しています。

つまりブリティッシュ式なのかアメリカ式なのかどっち?チップスor フレンチフライ?ティーorコーヒー?といった結果的に見えている一つの趣向やスタイルではなく、ヨーロッパとアメリカを中心として確立されてきたインテリアの国際基準をベースにしているという風に認識してもらえると嬉しいです。

たまたまご質問にあったのでイギリス式というのを例に挙げてみましたが、他にも○○式などいろいろと見かけるかもしれません。

別に名前は何式でも良いと思うのですが、大事なのはなんとなく華やかそうな雰囲気だとか表面的なことではなく、本質的なインテリアのことが語られているかどうかです。そこを見ていくようにすれば、インテリアへの感性も上がっていくかと思います。

アメリカン?ブリティッシュ?あるいは?と迷った事のある方の参考になればうれしいです。

 

Have a beautiful day,
Ai

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