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資格が先か?スキルが先か?

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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こんにちは。あいです。

資格が先か?スキルが先か?
こんなことでお悩みの方も多いかもしれません。

資格に関しては、過去のブログにも書いた事があります。

資格のキキメ

私のコース生の方々でも、資格取得を目指して努力をされている方も、資格取得には興味が無く、スキルアップに注力する方も、両方いらっしゃるという状況です。私にとっては、どちらの選択をするにしても、ご本人に目的があり頑張っている限りは応援の対象です。

という前置きをしておいて、今日は「では、どちらから始めればよいか?」というのを少し考えてみたいと思います。

 

まず、私が見る限り日本の場合は、「インテリアの資格取得」と「インテリアのスキル習得」は”平行線”です。

“平行線”というのは、資格取得には「資格試験に合格するための勉強 が必要」ですが、インテリアのスキルの取得には「インテリアデザインができるようになる勉強が必要」ということで、両者は別物だという意味です。

つまり、「資格取得=インテリアデザインができるようになる」ではない、ということです。

 

業界経験のある人からすると、資格があるからと証明書を見せても、それだけではコーディネートやデザインのスキルがあるとは思ってもらえないのが現実の様です。

スキルはスキルとして、別に見せることができなければ、コーディネーターやデザイナーとしては認めてもらえないということです。これは何よりリアルに仕事をしたり、仕事を探すご本人が一番感じてらっしゃるようです。

 

とはいうものの、工務店や設計事務所やデザイン事務所で人を採用しようという場合、社内カルチャーにもよりますが、資格保有者を優先的に採用したいケースも多いようです。

この理由は、実際にはいろいろあると思いますが、「ある程度下地のある人が欲しい」という部分、そして「試験に合格できるレベルの勉強を真面目に出来る人」の証明として、という空気感が強いのではないかと思います。「努力をした証拠」という部分をその人材を信頼する材料にしているのかもしれないです。

これがいわゆる「資格がある方の方が就職がしやすい」といわれる理由だと思っています。

 

ですので「就職に有利になるならそれでいい」そういう考え方もあると思います。

でも結局、働き出してから求められる仕事は、デザインのスキルや知識を活かしてのクライアント対応からの仕事獲得であったり、現場での助けにすぐに入れるような知識とスキルだったりします。

つまり仕事をしようと思えば遅かれ早かれ「インテリアのスキル習得」は必要になります。

 

「せっかくインテリア業界に入ったのに、自分のやりたかったコーディネートやデザインの仕事はできず、社内で全然違う仕事しかやらせてもらえない」という話もよく聞きます。

でもこれは「インテリアのスキル」がないためにその仕事を任せてもらえない、そして自分も自信がないので、「やらせてほしい」とも言えないという状況なのかもしれません。

 

逆に、無資格でもスキルがある程度ある事を証明できた場合、デザインの仕事に携われる可能性は十分にあります。しかもそういう方は最初から最前線での仕事に就く事が多いです。最前線というのは、デザイン能力をダイレクトに求められる立ち位置です。能力を活かしてフリーランスとしてスタートされる方もいます。

本来インテリアの勉強とは、インテリアについて知識を深め、スキルを磨き、いつでも実戦可能な状態を目指すアクティビティであって、これこそが「デザインする資格」だという風に私は考えています。

更にインテリアは時代と連動しますので、その勉強に終わりはなくずっと知識とスキルの更新が必要です。

 

少し話がそれてしまいましたが、「資格が先か?スキルが先か?」の結論としては、どちらが先でも問題ないと思いますが、いずれにしてもスキルの勉強はどこかのタイミングで必要になります。

「だったら先にスキルの勉強から始めた方が良くないですか?」というのが私の考えです。なにより楽しいですし。

 

ちなみにアメリカでは、デザイナーを目指す人は、まず仕事でそのままつかえる知識と経験、スキルを積む事を目的として勉強します。そして仕事に就きます。資格試験は仕事を始めてから何年かして、欲しいと思う人だけが受験するという価値観です。

とても合理的だと思うので、日本でもこういう価値観が広がるといいなと思っています。

 

HAVE A BEAUTIFUL DAY
AI

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