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ラグを先に選ぶか、後に選ぶか?

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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こんにちは。あいです。

引っ越しや思い切って模様替えをした時など、家具選びの際は使用頻度の高いものから優先的に選んでいきますよね。

それは正しい判断です。

たいていトップリストに入るのはベッド、ダイニングセット、ソファなどです。生活スタイルにもよりますが、とりあえず揃っていないと生活が不便です。

そして高い確率でここのリストに入らないのがラグです。なくても別に困らないという意味では当然なのですが、実はトリッキーなところです。

ラグの導入を、ある程度生活が軌道に乗ってからゆっくり選ぼうという判断はあまりお勧めしません。

単色だろうと柄いりだろうとラグというのは、床に密着してそれなりの面積がある物ですから全体の雰囲気やカラーパレットに直に作用してきます。

ラグ選びを後に回すと、その時点で選べる色にリミットがあったり、柄に含まれる一色がしっくりこないリスクと付き合う事になり迷走してしまいます。

確かに、生活には無くても困りはしない物ですが、大物というくくりに置いて先に選定するのが成功のキーです。

インテリアデザイナーにもいろいろタイプがいますが、床の色と壁の色と全体のパレットがきまったら、すぐにラグを選定する場合が多いです。

また日本の方は総じて、ラグは無地を選択するケースが多いように感じます。コンセプトや色が明確で「無地」というのが最良の答えだったのであればもちろん正解です。でも良く分からないからとりあえず無地、もしくは他に柄があるから無地、という経緯での選択であれば、ここはセンスの鍛えどころです。

ラグは大きな面積で空間全体の雰囲気を統一するキーアイテムとして仕事をします。スタイルの特徴とカラーパレットの両方からアプローチしたところに、その柄の正解があるはずです。

また、柄x柄を敬遠する方が多いですが、柄が一か所しか使えないルールはありません。かといって自由になんでも使えるわけでもありません。合わせ方にはルールがあります。そして複雑に柄を組めるほどに、インテリアの層は奥行を増します。

色と柄の具体的なテクニックについては、センスではなくじっくり勉強する事で攻略できます。が、だれでも簡単にラグ選びのハードルを下げるには、先に好きなラグを選ぶところから始めるのがコツです。

では、既に家具が揃っていて、もうそんな選択肢がない場合はどうしましょう?

個別に見てみないと正確な回答には至りませんが、「ソファの色が一色と好きな色が一色」が含まれている柄ものを選択するのが、簡単にお勧めできる方法です。

好きな色というのはおそらく家の中の他の場所にも使われていると思います。ラグはソファの下に置く物なので、その配色のラグは必ず部屋と調和します。

インテリアにはスタイルの特徴や色の特徴、色の分散、色のリンク、柄のバリエーション、柄のスケールの全てが関わってきますが、確実な成功はそれらの要素全てのピントがあう事です。

是非参考にしてみて頂けたらと思います。難しい場合はインテリアの勉強をしている人に相談をしてみてください。回答を持っていると思います。

Have a beautiful day,
Ai

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