国際基準のインテリアデザインをアメリカからおとどけします

日本とアメリカ。衣食住の優先順位

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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こんにちは。あいです。

私の衣食住のランキングは、圧倒的に住が優位で、続いて衣と食です。

みなさんはどうですか?

 

食べるものに全くこだわりがない人ってさすがに少ないですね。

生きるためだけに食し、胃に入り正常に消化さえすればその味なんて本気でどうでもいいというような人です。

多くの人が可能であれば美味しいものを、美味しそうに盛り付けられたものを、整った環境で食事したいと思っていると思います。

 

着るものに全くこだわりがない人は、もう少し多いかもしれません。

色や形、ブランド、値段、品質、コンディションなど本当にどうでもいいという人もいると思います。清潔感とTPOへの配慮さえギリギリな方もいらっしゃるかもしれないですね。

 

でも「住」、さらにその中でもインテリアに関しては、全くこだわりがないという人が実は多そうです。

床材、家具の配置、デザイン、素材、色、使い方、見せ方、それらになーんにも興味がなく、屋根と壁と床があって、あとは生活に必要なものがあって、とりあえず機能していれば問題なしという人です。

  • おしゃれして、美味しいレストラン巡りが趣味でも、自宅にこだわり全くがない
  • 立地やマンションブランドは気になるけど、いざ住むとなったらインテリアはできるだけローコスト
  • 奥様はインテリアにこだわりたいけど、ご主人は全く興味なし

こういうケース、割とよく目にしませんか?

 

でも、この「インテリア」に関して、日本とアメリカでは少し事情が違っています。

日本では衣食住への質の求め方で住だけが極端に低いパターンが比較的多いように感じるのに対し、アメリカではそのようなパターンをあまり見かけません。

アメリカでは「自分の生活水準に見合ったレンジの中で、生活の質を追求する」っていう発想があるので、インテリアだってできる範囲でマキシマイズしたいと思っている感覚が強いようです。住まう環境への関心は別に女性の趣味ではありません。そこで生活する人が自分の生活レベルに見合った範囲で、ベストを目指したいというのを感じます。

 

衣食住という言葉は生活の質に直結する3要素を表していて、そして本人がどういう価値観で何を選ぶのかがその結果にはっきりと表れると思っています。

私は先天的な事において人を見かけで判断するつもりはありませんが、人というのは何をどう食べたのかの結果が体をつくり、何を選びそれをどう身に着けたのかが見た目に影響し、どういう価値観でそこに住んでいるのかがインテリアにも現れると思っています。

せっかくおしゃれをして美味しいものを食べる生活を送っているのに、インテリアだけがそのレンジに到達していない実例を見ると、ちょっともったいないなあ、と思ってしまいます。生活の質をあげるためにできることの1/3の部分を、あまり活かせていないわけですから。

何も無理して大金を払って、豪邸を建てたり、高級家具を買ったりしろという訳ではありません。インテリアをより知っていけば、何を選んだり、何にお金をかけるべきかということが分かってくるので、多くの人がもっと興味を持ってくれたらよいのにな、と思っているということです。

そしてより深くHow toを知りたい人は勉強すればよいですし、勉強が面倒ならば、よく分かっているプロに相談するのも良いと思います。インテリアが良くなり、生活の質の向上を実感できる人が、もっともっと増えればいいなと思います。

 

 

Have a beautiful day,
Ai

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