プロじゃなくても得する事
こんにちは。あいです。
今日はたとえプロのデザイナーを目指さないにしても、デザインスキルを持っているとどういう得をするのか?という話をしようと思います。では早速挙げていきます。
1.美的センスが身につく
インテリアを素敵にするというのは、もともとセンスのある人にだけ許されている事ではありません。「センス」という一言にあまりにも多くの要素が集約されていますが、もう少し具体的に言うと「何が美しいのかを見極める目(What)、どうして美しいのかを知っているかどうか(Why)、どうしたら美しいのかについて答えを導く為の材料を持っている状態(How)」 をセンスが良いと言います。
この状態は訓練によって磨いていきます。もともと色を正確に見る目があるとか、感覚的であっても黄金比率に近いものを美しいと感じる事ができるなどのスキルがあれば伸びも早いです。
何がどうしたら調和を表現できるのか、色数の少ない空間の中にもメリハリのあるリズムを表現できるのか、何をどうしたら全く好みの違うインテリアの趣味に対して平和的解決ができるのか。訓練により美的センスを磨く事で、このあたりを自分で操作できるようになります。
2.時間とお金の節約
意外と大きなインパクトがあります。これまでの人生で、いざ家具をかおうと張り切って家具屋さんへいき、結局何を基準に選ぶのが正解なのかがわからなくなり、迷走し最終的に”なんとなく”決断した事ってありませんか?
値引いてもらったのが決め手だったとか、何件も家具屋めぐりをして疲れて最後の選択肢で決めたとか。イメージがあったはずなのに結局全く違う雰囲気のものを買ってしまったとか?
誰しも与えられているのは1日24時間です。欲しいものがわからないとか、欲しいものと今ある空間の兼ね合いがわからないとか、あっちこっち欲しいポイントが分散するとか、何が必要でどういうポイントで候補を絞っていくのかが不明瞭だと多くの時間を費やしてしまいます。
しかし、もし必要な家具の方向性とイメージと色と予算がはっきりしていたら、相当なスピードでAかBまでは絞れます。そして価格の相場感や品質の相場観も知った上で真っ当な買い物ができる事になります。うっかりターゲット層から明らかに外れる高級家具屋で値段を確認してさっさと退散するリスクも負わずに済むでしょう。
3.仕事のチャンス?
友達の家に招かれ、そこがとても素敵な空間にお住まいだったら、自宅に帰ってがっかりする事はありませんか?
自分の生活空間を整え、センスあふれる素敵な空間に住んでいるという事はそれだけでスキルを証明しているのと同じです。実際、たまたま自分の住空間や店舗を素敵だと思ってくれた方からお手伝いの声がかかったところから始まり、今や事業まで立ち上げ本職として立派なデザイナーになっている人を何人も知っています。インテリアのビジネスを狙って始めたのではなく、結果そうなったというパターンです。
4.問題解決スキルのUP
優秀なインテリアデザイナーは総じてこのスキルが高いです。もちろん訓練によりそういう考え方ができるようになっています。
デザイナーはアーティストとは違い、与えられた環境下でルールにのっとってゲームをするプレイヤーです。自己表現がポイントであるアーティストとは実は本質的に違うものです。この与えられた環境下でルールに従い、最大の結果を出すという部分が問題解決スキルのポイントでインテリアデザインの根幹です。
家作りをした事のある人、あるいは建築インテリア業界にいて人の家づくりのお手伝いをしたことのある人は経験があると思いますが、例え全く同じ間取りで同じ町だったとしても、住む人の価値感や周辺環境により「デザインに求められる条件」は全く違います。この部分について最も納得のいく案をひねり出すのがデザイナーが受け持つパートです。
日本には「主婦目線」という言葉がありますが、個人の主観的な目線が正解であるとは限りません。そこにデザインスキルが加わると、広い視点でインテリアの組み方が見えるようになります。
インテリアデザインのスキルというのは、日々に感じる、
- チョットこの家具とあの家具が合わない気がする
- 合っているのかどうかわからないモヤモヤ
- 合っていない事は分ってはいるけど解決方法がわからない
- 質が良いものが欲しいから買い物に失敗したくない
など、そういった部分からライフスタイルを底上げできるスキルです。
周りのインテリアになんだか違和感を感じている、そんな方の解決の糸口になればうれしいです。
HAVE A BEAUTIFUL DAY
AI