後悔しない家選び。まず最初にすることは?
こんにちは。あいです。
自分の生活に必要な箱の大きさを知る。
土地探しも家探しも成功させるには、まずはここから。
日本では卒業シーズンが終わり、新しい生活を始める人の準備期間に入りました。
アメリカには入学式というものはない上に、卒業シーズンは5月ごろです。その時期になるとパーティーがたくさんあったりしますが、日本のようなはっきりした節目は感じないので、自然から春の訪れを感じる事が春らしさの感じ方です。
さて、今日は家及び土地探しのコツについてお伝えしようと思います。
早い段階で予算を立てる事も大切なのですが、最初の段階で一番必要な事は自分達が引っ越しをしてまで住みたいその家にどれくらいの広さが最低限必要なのかを先に把握する事です。
それから立地について目を向けます。欲しいエリアで、それが叶う土地または家が存在するのか。存在するのであれば、それは予算の範囲内なのかを次に検討。存在しないのであれば、場所を変えられるのかそれとも絶対にその立地である理由があるのか、などなど、その人の価値観や優先順位によって判断は変わってきます。
住みたい場所に土地があったので購入して、その土地の建蔽率に合わせて家を作ろうとおもったら、思い描いていたよりもかなり窮屈になった。というのはよくある話だとは思いますが、アプローチの仕方を変えると違う選択肢も挙がってくる可能性があります。
つまり立地ありきではなく、必要な大きさありきで家探しをしていきます。
必要な大きさを割り出すのはとても簡単です。「広いリビング」とか「開放的なリビング」という抽象的な表現はとりあえずどうでもよくて、何畳のリビングがあれば足るのかについて検討します。今と同じくらいあれば十分なのか、ソファをもう1台追加したら家族全員が同時に座れるのか、など今との比較が基準です。
そのようにして、何に使う、どれくらいの大きさの部屋が、何個いるのかを明確にしていきます。
広い家が欲しいとは言っても、なんとなく余らせている空間にもコストはかかってきます。
必要な部屋数とそれぞれの大きさを割り出したら、それに20-30%乗せた広さがあなたが具体的に欲する家の広さです。その広さの物件にターゲットを絞り、それが叶う立地を探すのが正しい順番です。
理想とする立地にその広さが物理的に叶わないのであれば、どの部屋についてどれくらい妥協できるのかが論点になります。理想とする立地でその広さを叶える金銭的余裕がないのであれば、立地について妥協できるかどうかも論点になってきます。
こんな風に一つずつ条件をつぶしていく事で、自分の優先順位や妥協点が明確になり、なんとなく先が見えないまま土地や物件を購入する事が避けられます。
これから新生活をする人の参考になれば幸いです。
Have a beautiful day
Ai
Image picture source: https://www.theplancollection.com/learn/choosing-right-house-plan