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インテリアと音楽の共通点

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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こんにちは。あいです。
12月も中旬を過ぎすっかりホリデーシーズンに入っています。家ごと装飾で飾られキラキラしている、私が一番好きなシーズンです。

 

インテリアをよくしようと考えている時は細部に意識が寄りがちです。例えば、この家のこの部屋を良くしたいと思う。この場合、家全体ではなく意識は”その部屋”だけに向けられています。

その部屋の中でもこの部分について良くしたい、この場合もやはり意識は”この部分”に向いています。

そうなると、好きな色や気になるアイテムにすっかり意識を奪われ全体を見る事が難しくなっていきます。いつもは色にフォーカスした話が多いのですが、今日はすこし別の表現で「繰り返しとリズム」という角度から統一感について話していきたいと思います。

 

音楽というのは、音の組み合わせ、リズム、繰り返しのデザインにより、メロディーが生まれ作品として成り立っているようです。私は音楽について特に詳しくありませんが、息子が音楽プロデュースをしているので曲作りの工程を覗いていて、そのような構造なのだと感じた事があります。インテリアにも同じ要素があり、リズムや繰り返しにより家全体に同じメロディーが流れる事で統一感を表現する事ができます。

全部屋同じスタイル。同じカラーパレット。これは空間を統一させるための基本ですが、
これにプラスして、例えば共通のモチーフを入れるように意識する、同じ素材を意識して使い、それぞれの空間に同じリズム、同じ要素の繰り返しを作るというのが全体の統一感を上げるコツです。

 

例えば、
部屋1には観葉植物があり、部屋2には同じ種類の植物柄のファブリックを使用し、部屋3には、同じ種類の植物のアートがあり、部屋4にはその植物と同じ色のイスがある。

それぞれの部屋に連鎖するものが繰り返してあると、抑揚のあるリズムをつくる事ができ、家全体に同じメロディーが流れているような環境が作れます。

リズムは形状でも表現が可能です。共通のアクセントカラーを分散させるのは、誰でも簡単に思いつきアクセスできるテクニックですが、特定の形状を分散させるというのも実際にはそうハードルの高い事ではありません。

 

今のシーズンですと、クリスマスの装飾についてもリビングにツリーを出すだけではなく、まんべんなく家全体、各部屋に、その要素を分散させる事で家全体にクリスマスのリズムを乗せる事ができます。

是非違った視点でのリズムと統一感について、意識をしてみてください。

 

HAVE A BEAUTIFUL DAY
AI

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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