国際基準のインテリアデザインをアメリカからおとどけします

キッチンデザインの最新トレンド

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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こんにちは。あいです。

まもなくアメリカはJULY 4TH(独立記念日)です。

 

特に体感をした事はありませんが、アメリカ人によると「この日を境に秋の風になる」という風にも表現されるようです。

新学期が8月中旬から始まる事を思うと、シカゴは短い夏の終わりに近づきつつあるという感覚なのかもしれません。

 

さて、私はというと、また新しいプロジェクトが始まりました。

今度はキッチンとバスです。

 

ということで、今日はキッチンのトレンドについて私の感じる範囲でお伝えしてみたいと思います。

 

90年代から00年代、キッチンキャビネットというのはウッドの色味に変化があったものの、「基本的にブラウン」の範囲内での濃淡の違いで、トレンドが動いていました。

 

その後、10年以上続く、「圧倒的な白キャビネット時代」が来ました。

 

これはもはや「タイムレスなデザイン」という位置づけにまでなっているので、今後も一定層で人気が定着するとは思いますが、この白キャビネットトレンドにも少し動きが出てきています。

 

床材においては、ここ近年はミッドトーンに人気がありますが、これとリンクするような感じで、キャビネットにおいても、ライトトーンからミッドトーンのブラウンもトレンドとして見られます。

 

ただ20年前とは少し違うのは、キッチン全体をウッディな感じで仕上げるのではなく、「自然素材と自然素材の掛け合わせで、強いコントラストを作る」ところにあるようです。

 

ペイントにも「暖かでミルキーなアースカラー」に特徴がでつつありますので、このあたりとの絡みで例えば、

 

個性の強い大理石と、ミッドトーンのウッド、暖かくミルキーなアースカラー、これにアンティークゴールドや観葉植物

 

という感じで、「明るく機能的でミニマル」という雰囲気とは逆の、「暖かく静かで落ち着いた空間」としてキッチンをデザインするような傾向があるようです。

 

今回、私が関わるプロジェクトはオーナーからは、「数年後には物件売却の可能性も見据えてモダナイズして欲しい」と言われています。

 

今回のクライアントは「スタイルについては全て任せる」というような姿勢です。

 

インド系のご家族なので暖色やアンティークゴールドが良く似合い、既存の壁とも相性がよさそうな事から、先ほど紹介したような「新しいキッチンのトレンド」を取り入れてみようと思っています。

 

ただし実際には、特別インテリアに詳しくない人達にはまだ、「白キャビネットはとてもポピュラーで新しい」という感覚があります。

 

加えて、これから改装する対象のキッチンは「00年代の薄めのウッドカラー」です。

 

ということで、もしかしたらミッドトーンのウッドキャビネットだと「新しいトレンド」という感覚が伝わらず、「結局は白に着地するかもしれない」とも思いつつ、これからデザイン作成に臨んでいこうと思います。

 

 

HAVE A BEAUTIFUL DAY
AI

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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