国際基準のインテリアデザインをアメリカからおとどけします

バスルームの最新トレンド

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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こんにちは。あいです。

久しぶりのメルマガですが、8月はインテリアデザインの仕事が立て込んでおりました。
あっという間に夏が過ぎ、9月のレイバーデーを境に急に秋が来たという感覚です。

さて、今回のテーマは長期タームで来るトレンドについて話してみたいと思います。

アメリカではミッドセンチュリーの時代1960年から80年ごろにかけて色つきの洗面ボウル、バスタブ、そしてトイレが流行しました。私の記憶では日本では少し遅れて70-80年代でのトレンドという感じでしょうか。このあたりは少々不確かかもしれません。

そして、ピンクやブルーやグリーンやイエローと色選びを楽しんでいたトイレ選びも、80年代を過ぎたころから白い洗面ボウル、トイレ、バスタブが流行しだし、色付き設備機器はすっかり消えてしまいます。

それから約40年以上は「白が基本」とされてトレンドというよりも常識化しているような感覚です。

だれも「色についての選択肢がある」という認識さえなく、「色は白」。

で、どんな機能やサイズやデザインか?という選び方が当然という感覚です。

インテリアのトレンドは大体10年周期で方向性がガラッと変わる印象ですが、このトイレのトレンドが変化するのは40-50年ぶりという感じです。

こう聞いても、きっと「トイレは白でしょ?」と思うのではないでしょうか?

私も「トレンドですよ」書いてお伝えしながらも、自分は迷わず白を選択します。

常識化している長期トレンドは、常識的な感覚を変える必要があるので採用されるスピードはきわめて緩やかです。

今までは、「デザインの対象外」であったトイレや洗面ボウル、バスタブ達を、

そういうデザインのそういうものだから、それ以外のところでどうインテリアデザインを攻略するか」

と扱っていたのに対して、

それなりに存在感のあるものだから、どうやってフォーカルポイントを作っていこうか?」

という扱いをするように徐々に変わってきたという感じです。

黄色いトイレをおいて、黄色の入ったアートを飾る、壁紙の柄の一色と、トイレの一色を統一する。こういったアレンジです。

多様な在り方や、ミッドセンチュリーモダントレンドからのポストモダントレンドの流れとも同調する側面もあるかもしれませんね。

カラフルでレトロで個性的なものを表現する事に喜びを感じる人はこのカムバックはうれしいお知らせかもしれません。

インテリアを楽しんでいる人の参考になれば幸いです。

 

HAVE A BEAUTIFUL DAY
AI

 

image source: https://njhomemag.com/whats-new-kitchen-bath-design-2023/

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