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光の色とインテリア

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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こんにちは。あいです。

シカゴの9月は例年より暑かったように思いますが、10月に入ると大分気温が下がってきました。紅葉が進み、家々はハロウィンの装飾で飾られすっかり秋の装いです。

さて今日はインテリアにおける、光の色とカレーパレットのマッチングについてお話ししたいと思います。

照明には明るさ以外に、光の色の違いもあります。

これは温度により見える光の色がブルーと黄色に分れます。コンロの火と同じで、温度が高いと青味を増し、低いと黄味を増します。

この光の色については、「カルビン」という「色温度」を表す単位で示されます。
(無料講座でお話しした、明るさを表す「ルーメン」とはまた別の単位です)

これは日本でもアメリカでも同じかもしれませんが、単純に明るい方が見やすいとか、明るい方がモダンに見えるという発想で照明の色温度を選定する人も多いように思います。

特にLEDが一般的になってからは、人が選択する光の色は青味の傾向が強いようです。

私が付き合いのあるコントラクターは、私が「照明の色温度を2700か3000カルビンの黄色系」だと指定しても、「4000の青系が良いに決まってるから」と勝手に4000を使用したりします。どちらかというと年配の人は、色温度が高い方に快適さを感じている傾向も感じます。

しかしながら、ここではインテリアのカラーパレットとの兼ね合いも考える必要があります。

例えば、優しいベージュやアイボリーやソフトはブラウンなどの黄味を感じるカラーパレットで構成されている部屋に、明るくてモダンな要素が欲しくて色温度の高い照明を入れた場合は、アンダートーンの相違によってベージュやブラウンが美しく映えません。

逆にグレーやブルーで構成されている部屋に黄味の強い照明を使用すると、グレーがよりくすんで見えて、部屋全体の雰囲気がいまいちモダンでシャープにはならず、求めている雰囲気には辿りつけないかもしれません。

このカラーパレットと照明の光を完全に切り離して考えて来た方は、光の色温度にも一度着目してみてください。何か違和感の原因にたどり着けるかもしれません。

何かの参考になれば幸いです。

HAVE A BEAUTIFUL DAY
AI

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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