高級な五右衛門風呂?
こんにちは、あいです。
「ジャパニーズソーキングタブ」という言葉を聞いて何を想像しますか?
バスタブ探しをしていて出会ったこの言葉、海外における日本食がFUSIONなら、お風呂もそうなのだと理解した日。
ジャパニーズソーキングタブとやらを調べてみたら、日本人が理解している日本式のお風呂とは全く違い、入るのに踏み台が欲しくなるような高さの置き型のお風呂でした。どういうきっかけで商品化したのかわかりませんが、どうも原型は五右衛門風呂の様です。
内側には段差があり、椅子に座るような体勢で入るのですが、贅沢にハンマードコッパーでできていたりします。価格帯もバスタブ一つで20万円以上し、割と高級です。私は選びませんが、どういった趣向のデザインであえてそれを選ぶのかは興味深いところです。
さて、アメリカのお風呂はシステムバスではなく、部屋のようなところにポンポンとトイレやバスタブ、シャワーブースや洗面所がありますが、「湿気についてはどうなのでしょう?」という質問がちょこちょこあります。
バスルームを作る時は、換気設備はマストですが、あとは壁材や床材に水分を通さないものを使う以外に特別な処置はありません。でもよほど掃除をさぼっていない限りカビも生えたりしません。
気候の問題もあるでしょう。特にアメリカでも、シカゴやニューヨークなどのカナダよりのエリアは涼しめです。ただ気温も湿度も高い南部であっても基本構造は同じです。
理由のひとつは、システムバスの様に完璧に密閉されていないので、適度に湿度が逃げるのだと思います。
それにお風呂の入り方にも特徴があるかもしれません。日本では、一つのお風呂場を家族でシェアしている事が多く、貯めたお湯もシェアします。一方、北米圏では、バスルームとベッドの数は同じが理想とされていて、お風呂は人とシェアしない感覚があるため、貯めたお湯をシェアするなんて事はあり得ません。自分以外の為にお湯を貯めないのも、湿気がたまるチャンスを下げているのだと思います。
という事で、シカゴではバスルームはシステムバスでなくても湿気やカビ問題に直面する事はほぼありません。
今日はアメリカのバスルーム事情でした。
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Ai