国際基準のインテリアデザインをアメリカからおとどけします

マキシマリズムの香り

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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今日はここ最近のインテリアトレンドの話です。
このトピックは不定期でありながら、何か新しい風を感じた時にランダムにシェアをしているような感じです。

私の郵便ポストには年間通して、かなりの量のインテリア商品のカタログが届きます。レジデンシャル向けからコマーシャル向けまで、多くのメーカーが最新情報を教えてくれます。

とにかく多いので、だいたいの場合は、あまり何も考えずにざっと目を通して捨てていきますが、最近はトレンドセンサーが反応しています。

レジデンシャルデザインでは、特に壁の色を中心に色のトーンがぐっと落ちています

明るく、タイムレスで、部屋が広く見える、という白やアイボリー、淡いグレーが圧倒的主流であったのに対し(注:今も、そしてこれからもこのあたりは基本ずっと人気です)、ここ2シーズンぐらいからは、明度も彩度も落ちたスモーキーでムーディーな色調に人気があるようです。

このトレンドにかかる社会的背景や時代の動きまでは、今は私には明確にキャッチできていません。

でも、2-3年ぐらい前から定着しつつある、ミッドセンチュリーモダンベースのモダンスタイルのミニマリスティックな発想への反発で、マキシマリスティックな発想が最近は強まってきたのでははないかなーと想像しています。

ダークカラーで構成されているウィリアムモリスの壁紙にも人気が出ています。これもこの動きに関わりがありそうですね。
ムーディーでスモーキーな深い色の壁に対し、ゴールドのハードウェアや白い額縁などでコントラストを出し、クラシカルに表現する。こんな印象です。

夏の暑さが落ち着き、秋を迎えるにあたり、このトレンドはまた加速しそうです。

この壁の色のトレンドの扱いにおいては、色そのものが持つ光の反射率や部屋の日当たりや照明の環境も考慮しなければ、暗いだけの部屋になりリスキーですが、壁の色を変えること自体は、ローコストでチャレンジできて簡単に元に戻せるので、誰にでも挑戦しやすいトレンドとも言えますね。

HAVE A BEAUTIFUL DAY
AI

image source: johnlewis.com

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