様々なモダンスタイル
こんにちは。あいです。
前回の記事(https://aiinteriors-usa.com/interior-taste/)で「モダンスタイルにもたくさんの種類がある」と書きましたので、今回はモダンスタイルについて少し掘り下げてみたいと思います。
モダンスタイルはクラシックスタイルの対岸にあたるものです。モダンスタイルでもクラシックスタイルでもその中身は複数あり明確にジャンル分けされています。モダンスタイルというと圧倒的にミッドセンチュリーモダンスタイルの印象が強いですが、実はもっと細分化されているということです。
「イタリアンモダンスタイル」ときいたらどんなインテリアを想像しますか?
多くの人はイタリアンブランドの家具のショールームに並んでいそうな雰囲気を想像すると思います。間違ってはいませんが“それ”がどうして”イタリアンモダン”なのかは、なかなか抽象的な印象で、表現するにも語彙が追い付かない方が多いのではないかと思います。
一言でモダンと言っても、ご当地の文化や社会的背景、気候条件などでトレンドの出方が違うのです。アメリカvsイタリア、あるいはアメリカ西海岸vsアメリカ東海岸など、運ばれてきた歴史、紡いできた歴史、地形、気候、産業、そして美しさに対する価値観も全てが少しづつ違います。
それでは一部ですが、モダンスタイルの種類とその特徴を紹介していきます。
- まず、自然素材や丸み温かさをミニマルに表現したのが北欧モダン。慎ましく丁寧な暮らしって感じです。このマインドセットが日本家屋が求めてきたもに合うから人気があるのかもしれないですね。
- カルフォルニアモダンは流行の中心地でもあったためオーセンティックなミッドセンチュリーモダンらしさが強いです。北欧モダンと比較すると、木の色も濃くもっと強い太陽と乾いた風が抜けるような開放的な感じです。素材も色もコントラストが強いです。
- ポストモダンはもっと現代寄りで、ミッドセンチュリーモダンよりももっと複雑な色味や素材や柄がミックスされていて個性が強く躍動感があります。合成素材でボヘミアンを表現した感じでしょうか。
- コースタルモダンはマイルドでさわやかな海辺の環境をそのままインテリアに持ち込んだような感じです。エアリーでやさしい風が吹くような温かい雰囲気とモダンシェイプを自然素材で表現します。
- そして最後イタリアンモダンはエレガンスとラグジュリアスがゴールです。ストーンなど古代からの定番の自然素材をモダンな形により表現したものです。
いかがでしょうか?
どれも、ミッドセンチュリーモダンを基軸に展開していますので、基本そこを押さえて、あとはモチーフや素材などとの掛け算で、多様なインテリアスタイル展開していきます。
今回はモダンを例に挙げましたが、インテリアの奥深さ、面白さを感じて頂けたようであれば、嬉しいです。
Have a beautiful day,
Ai