国際基準のインテリアデザインをアメリカからおとどけします

まくらの話

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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こんにちは。あいです。

今回は寝具について話してみようと思います。

日本でもかなり多くの方がベッドを使っていると思いますが、ベッドメイキングに自信のある方はあまりいないのではないでしょうか?

私は、「快適で清潔で美しいホテルのようなベッドが、毎日の自分のベッドである」という環境に強い憧れがありました。ということで完璧にベッドメイキングをしないで1日が始まる事は基本的にありません。

そのせいで、布団やシーツがばっちり真っ直ぐで、タワミが全くない状態でしか安眠ができない事態を自分で招いております。旅行先でもハウスキーパーが入るのを待てないで、自分でメイキングしてしまいそうになります。

ベッドの話をマニアックにし出すと短くまとまらないので、今日は枕の話だけをサラ―っといきますが、「ベッドに枕やクッションが沢山あると海外インテリアらしい」という印象をもっている方は多いのではないでしょうか?

日本のメイキングでは枕は頭の数と同じしかないで、そこの違いが目に付くのは当然だと思います。確かに雑誌やウェブなどで海外のものを見てみると、枕の数がとても多いです。

特に、オンラインショップなんかは、できるだけ一枚の写真に展開しているシリーズの寝具を全部載せたいので、とりあえず枕もたくさん置いてある印象はあります。

でも実はここにもちゃんとルールがあります。

シングルベッドでも枕は最低3つは必要です。ダブル、クイーンなど2人でシェアするベッドになると、最低5個体勢です。キングになるとメイクの方法にもよりますが6個が最低単位になる場合もあります。

そしてこれらは単に数を置いたら良いという話ではなく、3種類の仕事をしてくれる枕をそれぞれ1つづつ配置した結果3つという話なんです。

ザックリいうと、1つは人の頭の支え役、もう1つは華を添える役、そしてもう1つは背もたれ役。この3つ、どれもお互いの仕事を兼ねてはくれません。という事で最低必要数が3なんです。

そして枕だけではなく、他の寝具にもこのような分類と役割があり、美しく見えるベッドはそれらのルールに従ってメイキングされているんです。

そうしたルールを知れば、ベッドを単に寝るための道具ではなく、寝室の一つの大きなオブジェクトとして捉えられるようになり、それを中心にして寝室全体のインテリアをうまく組み立てることができるようになります。

そろそろふわふわの毛布が欲しくなる季節です。
是非参考にしてみてください。

Have a beautiful day,
Ai

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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