国際基準のインテリアデザインをアメリカからおとどけします

最後まで仕事をしてもらうためには・・・

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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こんにちは。
あいです。

一部ご存じの方もいるかと思いますが、最近雨どいが老朽化していたので、それを交換するついでに屋根も張り替える事にしました。

屋根の業者は過去に別のプロジェクトでも入ってもらった会社で、仕事の段取りもよく信頼できたので同じところに依頼しました。

そして今回は屋根裏に換気扇を2台入れ込んでもらう事にしました。これにより家の老朽化を防ぎ、夏の暑い時に2階の気温上昇を和らげる効果があり、また豪雪地帯のシカゴの冬の雪による屋根裏の湿気管理もできます。

当日、朝の7時から下請け業者のメキシカンのおじさんたちがワワーとやってきて、お昼すぎには完了して撤収というすごいスピートで作業をしてくれたのですが、作業の完了を見届けた後で、2台の換気扇のうち、1台が稼働していない事に気が付きました。

と同時に、作業がコンプリ―トしたからと、メールで請求書を受け取りました。

でも先方が契約書面に書いた仕事を完全に終えるまでは、断固としてホールドです。

特にアメリカでは先に支払いをしてしまうと、こちらは交渉の武器を失ってしまいます。多くの業者が、お金を一度お金を受け取ったら、そのお客さんの優先順位が一気に下降して、急に仕事をしてくれなくなってしまいます。

一見ちゃんと仕事をしているように見えても、使いだしたら全然機能しないといったトラブルも多いです。どんなに急かされても確認するまでは支払いはしないが鉄則です。

もし契約書を見て、前払いの割合が大きいようだと、一つの危険サインです。信用できる業者ほど後払いや工程が進むごと支払うというパターンを提示してきます。

まあ、あちらも取りっぱぐれては困るでしょうから、工程毎の支払いというのであればこちらも納得ができます。

以前、家のリノベーションで入ってもらった大工さん、マーロンという名前のメキシカンです。彼は今はインスタでも有名なとても優秀な大工になったようですが、当時はタイムマネージメントが苦手でした。私も家の事を本格的に勉強する前で無知だったのもありますが、とりあえず信用して言われるままに先払いをしていましたが、全額を払ったタイミングで急に当日ドタキャンが増えて、来なくなってしまいました。

また、別のプロジェクトで入った水道工事業者のポールは、水道工事が完了し、水が正しく出るのを一緒に確認し、支払いをしました。(←ちょっとだけ成長)でも、そのあと水漏れが発覚。で、来る来る詐欺で全然修繕に来てくれない。そのプロジェクトには完了のタイミングが決まっていたので、泣く泣く別業者に依頼して解決。当然返金はありません。売り逃げタイプのサービスは金銭的にも精神的にも結構ストレスがたまるものです(以前に書いたポールの話はこちら)。

作業完了=支払い ではありません。 作動確認=支払い です。

さすがに日本ではここまで極端な事は稀かもしれませんが、プロジェクトには予測していなかった事が起こるものです。
ちゃんと仕事を最後までやってもらうコツとして少し覚えておくと不要に痛い目を見ずにすむかと思います。

Have a beautiful day,
Ai

 

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