国際基準のインテリアデザインをアメリカからおとどけします

アメリカでは当たり前の部屋を広く見せる方法

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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たまにこんな質問を受けます。

「部屋が狭いんだけど、圧迫感のない家具ってどんなのがあるの?

まず、圧迫感という主観的で目に見えないその感覚を本人がどう捉えているのかがわからないので、何が問題なのかもどうしたいのかもわからない難しい質問です。
 
圧迫感という言葉は、こちら、海外ではデザイナーが使う言葉ではありません。使わないというのは使えないとかいう話ではなく、空間をデザインする時に論じる事ではないからです。
機能性があって美しい事を目指しているので、こうしたら圧迫感があるから部屋が狭く見えるというような発想ではなく、部屋がせまいからこんな風にしたら機能的で、そして美しいという観点でとらえているからです。
 
圧迫感を避けるためによくあるアドバイスで、インテリアの色を薄めに統一するという手法や、とにかく背の高い家具は置かないという手法を取っている人もいますが、効果があるなとか、インテリアデザインとして素敵だと思った事はありませんし、実際どれくらい部屋の圧迫感をなくせているのかも測れません。例えば、6畳の部屋は、何をしたって増築しない限り絶対に6畳です。
 
アメリカをはじめ欧米でよく使う手法は目の錯覚と光の操作です。つまり、鏡と照明です。

背の高い家具を避けても、色を薄くしても実際の部屋の大きさは絶対に変わらないのと同じで、鏡を置いても部屋の大きさは変わりません。だけど、大きくて質の良い鏡を置くと、移りこんだ部屋の分だけ部屋の床面積が実際に広く見えます。そして、鏡に写りこむ場所に照明を設置すると目の錯覚に更に明かりの奥行を加える事ができ、部屋も二倍実際に明るくなります。

これはものすごく効果のある方法ですので、私も取り入れています。

部屋の圧迫感という抽象的な感覚を無理に低い家具や薄い色で解決しようとするのではなく、奥行きを作る目の錯覚を利用してみてください。ドアぐらいの大きさの鏡を「できるだけ床と垂直に立てること」がコツです。

Have a nice day,

Ai

 

Image picture source: https://interiordesignparadise.com

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