こんにちは。あいです。
2023年も、もう三か月目に入りました。
今日は、最近のインテリアに感じる新しい風についてシェアしてみたいと思います。
近年は、アールデコ→ミッドセンチュリーモダンのトレンドの大きな流れがありましたが、2020年以降のその大きなリバイバルでは、「癒し」であったり、「ニュートラルカラー」であったりと、100~70年前の当時のトレンドからは大きく離れ、どこかミュートな印象が強かったです。
そして、コロナがすっかり収束した今、インテリアの世界ではBOLD(ボールド)というキーワードを強く感じます。
正統派とか黄金比率とかいうクラシカルな角度からのアプローチではなく、もっと強く自由を主張するような力強さです。こういった印象を”ボールド”という言葉で表しています。
一方で、ここ数年欧米圏を中心に壁紙が流行しています。
流行の波に乗って経済的なプライスレンジの商品も増えてはいますが、壁紙を生産している会社はどちらかというとアッパークラスの顧客をターゲットにしている為、こちらでは基本的に高級品という扱いです。
(ちなみに長い間日本で主流である「ビニールクロス」なるものは使用しません。ビニールクロスが主流になったのには、日本には日本の背景がありますので、ここでは良し悪しの話ではなく、事実として海外では主流ではないという話です)
そして本日の本題、壁紙とボールドの掛け合わせの話です。壁紙選びもボールドなのがトレンドなんです。
従来からよく見られる、単色で自模様系のテクスチャーを楽しむようなデザインや、幾何学模様や、オーガニックで躍動感のある花柄が規則的に繰り返しているようなものではなく、風景画や壁画のようなデザインに人気が出てきています。
「アクセントウォールとして一面だけ色を変える」というのはすっかり昔の話で、今は「ボールドな壁紙で空間遊びをする」ような視点でのインテリアの楽しみ方があります。
ヨーロッパの教会などに行くと、天井に空の絵が描いてあったりしませんか?
その昔、中世の時代では「トロンプロイ」という言葉でトレンドになっていましたが、このクラシックなだまし絵的な壁画が、現代のトレンドに”ボールド”というキーワードとともに蘇って来ている感じです。
トロンプロイはフランス語ですが、現代のトレンドでは「壁画」という意味をもつミュラル、ミュラルウォールペーパーという言い方が主流です。
さて最後は、こうした壁紙を選ぶベネフィットについてです。
これには空間の広さを認識する感覚をごまかせる効果があります。例えば、バスルームなどのとても狭い部屋に貼ると、壁紙の色や柄に先ず最初に意識を向けることができ、「狭さ」というところから、視点を完全に逸らすことができます。
大きな空間でミュラルウォールペーパーを使用するのは、相当デザイン意匠がはっきりしていなければ危ないチャレンジですが、バスルーム(トイレ)だったりすると空間が小さいので、最悪失敗しても材料費が無駄になるリスクが低いです。あるいは、壁がくぼんだ小さなデスクエリアといった場所に試してみても良いと思います。
壁紙を変えるだけなので、「あまり大きなコストをかける事なくトレンドを取り入れ、空間を一新できる」という意味では、なかなか費用対効果は高いです。
もし、心惹かれる素敵なデザインの壁紙に出会ったら、アートを取り入れる感覚でも良いので、是非挑戦してみてください。
日本の壁紙張り屋さんの腕はとても良いのできっと素敵な模様替えになると思います。


HAVE A BEAUTIFUL DAY
AI
image source: wallmur.com