国際基準のインテリアデザインをアメリカからおとどけします

家づくり お金をかけるところかけないところ

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シカゴのインテリアデザイナーのあいです。独自開発したインテリアデザイナー、コーディネーター養成講座には現在100名以上が在籍。無料講座も提供中。インテリアのノウハウやトレンドなどを随時ブログ等で発信しています。
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こんにちは。あいです。
アメリカ、シカゴエリアはマイナス10度前後の日々が続いています。

ところで、私は服のレイヤーで自分の周りがわさわさするのが好きではないので、極めてシンプルな服装が快適です。「似合う色X似合う形X上質X足るだけ」というのを理想に選んでます。

そんな服や靴、カバンなど、どこにお金をかけるべきかというのはみなさんも何度も悩んだ経験があるかと思いますが、私はファッションではなくインテリアのプロですので、今回は家づくりの時にお金をかけるところかけないところについて話してみたいと思います。

理想の家づくりをこれから始める人が最初に直面する現実、「『理想の家』なはずなのに予算の制限がある」です。

結果、夢に描いていた通りのモノを全て手に入れられる人は多くはいないと思います。「理想に心が躍る→プライスを見て格下げを受け入れる」の繰り返しをして何とか着地点を見つける事になるはずです。

こんなときは、大した秘訣でもありませんが、自分のこだわりを一旦客観的にみてこう考えるようにします。

 

  • 家の主役であるエリアには投資、脇役、裏方エリアは節約

玄関やLDKには理想やこだわりをみせ、かけられる予算のウェイトをもってきても大丈夫です。カスタムキャビネットや高品質な壁紙やファブリック、大理石などなど。

一方、パントリー、ベッドルーム、クローゼット、収納などは、脇役です。

キッチンをカスタムキャビネットに奮発したなら、パントリーの中の棚はイケアのシェルフを置く、ホームセンターで売っているメタルシェルフを置くなど。あるいは、キッチンアイランドを天然石にしたなら、ランドリーエリアのカウンタートップは節約素材にするなどです。

 

  • 2つ目のポイントは「後から変えられない場所に投資

節約をしようとキッチンキャビネットメーカーのランクを下げたとします。その瞬間は納得の上での判断かもしれません。でもそのうちアップグレードしたくなったとしても、取り壊す面積、買い替えのコスト、使えない期間の不便さなどなど、明らかに結果割高でしかもメンドクサイです。

床材も同じです。床材は面積X材料費X工賃なので高額です。これを節約しようと思うと、面積と工賃は下がらないので品質を下げるしかなくなります。でも後からお金が貯まったとしても一旦生活が始まり家具などを並べると、全部の床を剥がして張り替えるなんで事は金銭的にも手間の問題でもなかなか腰が重いです。

 

という事で最初のうちに投資しておくべきはこのあたりです。家具などは後から置き替えるだけでアップグレードできますし、洗面台のカウンタートップだって、一旦節約しておいたとしても後からトップだけなら簡単に変えられるはずです。パントリーの中に新たなカスタムシェルフを入れるのだって、新しいものをインストールするだけなので簡単です。

「ここは節約して後からゆとりができた時にアップデートする」、「ここにはあとからでは大変なので今投資をする」、という住み分けがクリアになると、決め事は山ほどある家作りも少し楽になるのではないかと思います。

 

Have a beautiful day,

Ai

image source: Shutterfly

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